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見ているつもりでも見ていない、注意の途切れ
 他のことに注意が向けられると俗にいう不注意という状態になります。注意は情報処理のために必要な資源と考えられていて、情報処理資源ともいわれます。ついつい、興味深いものがあると、今しようとしている行為を実行するために必要な注意が不足してしまうのです。その結果、注意レベルが低下してしまいます。

 注意レベルは日常生活でもスポーツの場面でも絶えず変化していますが、ある程度までは自分で注意力を高めることができます。つまり、集中しようと思えば集中できるものです。しかし、注意の持続には限界があります。注意の持続が途切れると、ミスが発生しやすくなります。

 「注意のとぎれ」を意識するのは難しく、持続しているつもりでも実は途切れることがあります。注意を回復させるとき、きっかけとなる言葉をつぶやく方法も有効です。セルフトークといい、「リラックス」「まだできる」「ここが勝負だ」などと自分自身に語りかけ、集中力を回復させます。テレビ中継でズームアップされた投手の口元をみると、何か動いていると感じた人もいるでしょう。その他にも、積極的に注意をそらして注意の持続を回復させることも対処法のひとつです。

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