SSK PRESENTS スポーツポータルサイト ウェブリーグSSK PRESENTS スポーツポータルサイト ウェブリーグ
トップへ はじめての方 メールマガジン登録 サイトマップ 新規会員登録
 
コミュニティTOPへ コマースTOPへ インフォメーションTOPへ ニュース スポーツ施設 コーチ ライブラリ
コーチ

選択肢が多いと迷ってしまう
陸上の100mではスターターの合図と共に一斉にスタートを切ります。2005年6月14日、ギリシャのアテネで開催された陸上スーパーグランプリで、アサファ・パウエル選手(ジャマイカ)が100mの世界記録(9秒77)を出しました。このとき、ピストルが鳴ってからパウエル選手が動き始めるまでの時間(反応時間)は0.150秒でした。陸上競技や水泳のスタートのように、ヨーイドン形式であらかじめ準備していた動作を開始させる運動のことを単純反応課題といいます。非常に素早い反応ができます。

これに対して、球技や対人競技の種目では、相手の出方やボールの行方によって自分の動き(動作や方向など)を選択しなければいけません。野球の盗塁では、投手がホームに投げた場合はスタートを切り、牽制の場合は一塁に戻らなければなりません。このように、相手の動きに対して自分の反応を選択しなければならない課題を選択反応課題といいます。

単純反応課題は動作を実行するだけですが、選択反応課題では動作を選択しなければならないので、その分だけ反応が遅れてしまいます。野球の盗塁スタートでは、パウエル選手のように0.1秒ほどで反応するのは不可能です。一般に、反応する選択肢が多くなればなるほど反応時間が長くなります。専門用語でヒックの法則といいます。(下図)相手の反応を遅らせるには、反応の選択肢を数多く持つことが重要であるといえましょう。

もしある状況では必ずホームに投げるという投手のクセに気付いたらどうなるでしょうか。その場合、スタートか帰塁かの選択が不要になり、あとはスタートを切るタイミングだけに気をつければよいことになります。すなわち、選択肢の数を減らし、単純反応課題にすることで素早い反応が可能になります。優れた選手は多くの選択肢の中から経験や直感によって選択肢の数を減らすことで、素早く動作を開始しているのです。  



 


前の記事へ 次の記事へ
ウェブコーチ
メンタル
ビジュアル
フィジカル
コーディネーション
ビリオダイゼーション
健康
松木安太郎サッカー
コンディショニング
ジュニア
知覚トレーニング
常足(なみあし)入門講座
屋敷 要の「野球書」

このページのTOPへ戻る ページトップへ
Copyright (C)SSK Corporation. All rights reserved.Copyright 2005 SUSUMU MATSUSHITA. All rights reserved.