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あわてるとミスをする


 テニスのサービスを例に挙げてみましょう。勢いのよいサーブを打とうとするとどうしてもフォルトが増えてしまいます。反対に、確実にサービスエリアに入れようとすれば、スピードが低下してしまいます。これでは、相手に簡単に鋭いリターンを返されてしまいます。バレーボールのサーブも同じで、熟練した人にとって、相手のコートに入れること自体、何の問題もないことです。しかし、サーブミスをしてしまうということは、少しでもはやいボールを打とうとして正確性が欠けてしまうからです。

 一般に動作を正確にしようとすると動作速度は低下し、逆に動作速度を上げようとすると正確さが低下します。このような速さと正確性の反比例関係を「速さ−正確さトレードオフ」といいます。フィッツによって実験的に示されたのでフィッツの法則ともいいます。「速さ」と「正確さ」は相反することで、素早さを追求するとミスを犯し、正確さを高めようとすれば動作は鈍くなってしまいがちになります。

野球のピッチャーでも、スピードを速くしようとすると、リリース直前の移動速度が大きくなります。したがって、リリースすべき位置を手が通過する時間が短くなり、リリース位置のばらつきが増えます。その結果、正確さが低下すると考えられています。しかし、野球をしていて速く、かつ、正確に行わなければならない場面が非常に多くあります。上級者になると、全力のスピードでコーナーギリギリを狙うことができます。野球選手にとって、毎日の練習とは「速さ−正確さトレードオフ」を克服するプロセスともいえましょう。克服する方法に2種類の考え方があります。

 ・正確性は無視して素早い動作で練習をしながら、徐々に正確性を上げていく方法
 ・ゆっくりとした動作を身につけて、徐々にスピードをアップさせていく方法

 この方法には一長一短があって、どちらがよいともいいきれません。野球の練習の中で、どちらを優先していますか。あるいは、この違いを考えたことがありますか?ゴロ捕球をする際、素早くとうまくは両立しません。今はどちらを優先させるのか。素早くを強調すると正確性に欠けたままになってしまうケースがあります。「落ち着いてプレーせよ」というべきときにはいうのも方法でしょう。

 テニスのストローク練習では、ある程度の成功率、自分の中で安定してできる強さを実感する。その中で徐々にスイングのスピードを上げていくという方法があります。とにかく素早くでは身に付くものも身に付かなくなる危険性があります。まずは正確に捕球する、ゆっくりしても大丈夫だという意識が重要かも知れません。



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